about 浚渫・空気圧送工法とは

MECHANISM 浚渫・空気圧送工法の原理

空気圧送工法は、空気輸送(気力輸送)技術を浚渫土の運搬に適応したものです。一口に言えば紙筒鉄砲の原理で、圧縮空気で土砂を断続的に押し出します。

浚渫とは、海や湖や河川の底面に堆積した土砂を除去する作業です。
都市河川の中には悪臭を発するヘドロもあります。
そのような土砂を直接ダンプで運搬すると、周辺に悪臭をまき散らしながら走ることとなり、迷惑をかけます。
周辺に迷惑をかけない方法として、浚渫土を圧送管というパイプを通して、空気により圧送する浚渫・空気圧送工法が生まれました。

浚渫・空気圧送工法の原理

MERIT 浚渫・空気圧送工法のメリット

  • MERIT 01

    組立・解体・運搬が容易で、比較的狭い水域にも搬入できます。

  • MERIT 02

    圧送管を継ぐことにより長距離輸送が可能です。

  • MERIT 03

    軟弱地盤上や狭い場所でも浚渫することができます。

  • MERIT 04

    余分な浚渫水が少ないので、浚渫土処理地の面積が小さくてすみます。

  • MERIT 05

    土砂処分地の乾燥が早く、残土処理がスムーズにできます。

  • MERIT 06

    浚渫と土砂搬送が一体化しているため、水質汚濁、悪臭防止になり、市街地でも周辺に迷惑をかけないで施工ができます。

COMPATIBILITY 浚渫・空気圧送工法の適合性

土質は何でもよいということはありません。
施工機種によって、適した土質があります。

浚渫・空気圧送工法の施行機種別土質適用範囲

浚渫・空気圧送工法の施行機種別土質適用範囲
凡例:◎…最適 ○…適 △…やや適 ×…適用が難しい
※粘土1:浚渫土の含水比が、100%未満。
※粘土2:浚渫土の含水比が、100%以上。

FAQ よくある質問

  • Q.

    最適の土は?

    A.

    含水比100%以上の軟泥です。

  • Q.

    浮泥浚渫は可能か?

    A.

    吸引圧送船及び吸引圧送機により施工可能です。

  • Q.

    含水比はどの位まで可能か?

    A.

    含水比80%以上であれば施工可能です。

  • Q.

    圧送距離は?

    A.

    圧送船(船タイプ)は約4,000mまで可能です。1,000mを越える場合コンプレッサー1台追加します。
    圧送機(重機タイプ)は約1,500mまで可能です。500mを越える場合コンプレッサー1台追加します。

  • Q.

    圧送揚程は?

    A.

    圧送距離と関係しますが、圧送距離1,000m程度で圧送揚程は約20mです。

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